公募研究 

公募研究では独創性の高い研究視点または手段を持ち、計画研究との連携が期待され、さらなる画期的研究成果が見込まれる研究を期待する。例えば、特定の分子・神経回路を標的にした遺伝子改変動物あるいはウイルスベクターを用いた研究、ヒトを対象にした心理学的手法やfMRIなどの脳イメージング研究、共感性研究の倫理的側面や社会的影響を対象とする研究などである。さらに共感性の進化を問うにあたり、調和や同調行動、助け行動の機能を調べる人文社会系の研究、霊長類など貴重な対象における認知研究から、他の動物種における行動や遺伝子、分子の研究も公募対象とする。

後期(平成28年度〜平成29年度)

A01「共感性の比較認知研究」

岡ノ谷 一夫

岡ノ谷 一夫

東京大学・大学院総合文化研究科・教授

「鳥類・齧歯類における共感性ミラーニューロンの探索」
本研究では、社会性の高い鳥類・齧歯類を用いて、共感のミラーニューロンを探索する。刺激として、コミュニケーション音声を利用する。ラットでは快情動に対応して50kHz音が、不快情動に対応して22kHz音が発せられる。ブンチョウでは親和的状況に対応して柔らかい音のトリルが、威嚇的状況に対応して強い音のトリルが発せられる。条件付けを用いた「認知バイアス課題」により、これらの音声を聴いた個体の中立刺激への行動応答を計測し、コミュニケーション音声の情動伝染過程を検討する。
開 一夫

開 一夫

東京大学・大学院総合文化研究科・教授

「乳児の能動性に着目した向社会的行動の発達的理解」
本研究の目標は、乳児の能動性に着目しつつ、共感脳の発達的基盤を明らかにすることです。具体的には、我々が開発した「デジタルおしゃぶり」や「モーションキャプチャ装置」など先端的な実験装置を活用して、四肢制御が未熟で運動レパートリーが少ない乳児でも能動的に参加可能な実験パラダイムを構築し、向社会的行動(援助行動)の発達的変遷を行動レベルと脳神経レベルの両者の点で明らかにします。「デジタルおしゃぶり」に関しては、平成26年度から27年度の本新学術領域公募研究で基本プロトタイプが実装され、6ヶ月児を対象とした随伴性検出実験においてその有用性が検証されており、本年度以降の研究では乳児が「意図」をもってデジタルおしゃぶりを操作できるかがポイントになります。
服部 裕子

服部 裕子

京都大学・霊長類研究所・助教

「共感性を高めるコミュニケーションシステムの進化に関する比較認知科学的研究」
ヒトの特徴は、幼い頃から積極的に共感性を高めるコミュニケーションを行うことで、大勢のメンバーからなる集団において、高い協力・利他行動を維持している点にあります。 特にダンスや合唱など、身体や声を同調させる行為は、世界中の文化・宗教的儀式で取り入れられており、非血縁の大人同士でも、共感性を高める効果があることが示唆されています。本研究では、ヒトとチンパンジーを対象に身体や声の同期に焦点をあてたコミュニケーションを直接比較することにより、共感性を高めるコミュニケーションシステムの進化的起源を明らかにすることを目指します。
横山ちひろ

横山 ちひろ

独)理化学研究所・ライフサイエンス技術基盤研究センター・研究員

「ニューロイメージングからみたマーモセットが示す親和的社会行動の分子神経基盤」
マーモセットは非ヒト霊長類の中でも特に相互性に基づかない自発的な親和的社会行動を示すことから、ヒトの「共感性」の進化的起源を生物学的に探るうえで興味深い。これまでの研究からマーモセットの示す自発的な親和的社会行動にはセロトニン神経系が関わることがわかってきた。本研究ではさらに広範な行動評価と脳機能画像(PETおよびMRI)解析を進め、ヒトの「共感性」につながるマーモセットの親和的社会行動の分子神経基盤に迫りたい。

B01「共感性の進化モデル」

古藤日子

古藤 日子

産業技術総合研究所・主任研究員

「アリの社会性行動を制御する神経メカニズムの解明」
社会性昆虫であるアリは、複雑な社会性構造を備えた集団で生活する。また、アリは周囲の社会環境に依存して多様な社会性行動を示すことが知られている。本研究は、オキシトシン・バソプレシンの昆虫ホモログであるイノトシンシグナルが複数種のアリにおいて高度に保存されていることに着目し、アリの生来持つ社会性行動の神経基盤を分子生物学的に解明し、社会性行動の進化・起源を明らかにすることを目標とする。

C01「共感性の分子・回路基盤の解明」

吉田 隆行

吉田 隆行

北海道大学・大学院医学研究科・助教

「ストレスによる共感性の変容とその神経回路基盤の解明」
幼若期に受けた過度のストレスによって、成熟期の情動機能に影響を及ぼすことが報告されており、そのメカニズムについて追究しています。本研究課題では、情動伝染による共感様行動としてマウスのすくみ行動と社会性行動を評価し、ストレスやセロトニン関連分子の変化による共感性変容の神経基盤について、電気生理学的および光遺伝学的に検討します。
西森 克彦

西森 克彦

東北大学・農学研究科・教授

「遺伝子改変技術確立に基づき作製したOXTR遺伝子KOハタネズミによる共感性解析」
ヒトの向社会行動はオキシトシン・受容体系(OXTR系)などに依存していると考えられるが、社会行動研究に汎用されるマウスの共感性遺伝子基盤とOXTR系の係わりは不明瞭である。OXTR系に基づく高度な社会性で著名な平原ハタネズミはより適したモデル動物と思われ、最近ハタネズミ共感性の測定法も開発された。新規開発OXTR KOハタネズミ等をリソースとし共感性の遺伝子基盤と神経回路研究を試みる計画である。
田邊 宏樹

田邊 宏樹

名古屋大学・環境学研究科・教授

「MRIハイパースキャニングを用いた二人称視点・間主観性による共感の神経基盤研究」
実際の共感がおこる場面では、特定の対象としての「あなた」と「私」の関係という「二人称視点」をもち、実時間での「双方向性」と「同時性」を持つコミュニケーションの中にみられることが多いと考えられます。本研究では、ハイパースキャニング(機能的MRIの二台同時計測)を用いて、共通情動体験を通して互いに共感を共有した状態前後の両者の繋がり(共感の共有)にみられる脳活動の違いと、「私」あるいは「あなた」の受ける痛みなどに対する共感の共有時の脳活動に焦点を当て、二人称視点・間主観性の観点から共感システムの神経メカニズムを明らかにすることを目指します。
犬束 歩

犬束 歩

自治医科大学・医学部・助教

「二個体神経活動の同期性に基づく共感性発現の解析」
視床下部で分泌される神経ペプチドは、動物の社会性に多様な影響を及ぼしている。オキシトシンは線虫からヒトまで幅広く進化的に保存されている神経ペプチドであり、哺乳類においてはつがい形成や母子関係の構築といった社会行動に関与している。本研究では、ファイバーフォトメトリーを用いて、オキシトシン神経活動の同期性が社会的な絆が形成される際に果たす役割について検証する。遺伝子発現制御には自作の各種ウイルスベクターを用いており、関連する諸班との連携を通しても領域の発展に貢献したい。
佐藤暢哉

佐藤 暢哉

関西学院大学・文学部・教授

「援助行動の神経メカニズムへの複合的アプローチ」
本研究課題の目的は、我々の研究室で開発したラットを対象とした実験パラダイムを使用し、援助行動に関連する神経メカニズムを明らかにすることで ある。嫌悪的状況下に置かれた他個体に対する援助行動を示しているラットのいくつかの脳領域を対象に、その活動や物質動態の測定および操作等、様々な神経科学的実験手法を複合的に用いて援助行動の神経メカニズムの解明を目指す。
小出 剛

小出 剛

国立遺伝学研究所・准教授

「情動伝染に関わる遺伝子の同定とその進化的役割の解析」
ヒトの共感性には個人差があり、それには遺伝的要因の関与が報告されています。しかし、遺伝子探索を目指した研究はまだほとんどなく、今後の大きな研究課題となっています。これまでに私たちは、野生系統の方が実験用系統よりも、隣のマウスの恐怖刺激に対してより強い情動伝染を受けることを見出しました。そこで本研究課題では、情動伝染の系統差に関わる遺伝子座を特定し、その遺伝子を明らかにした上で、情動伝染が進化的にどのように生じたか明らかにしていきます。
横田 晋務

横田 晋務

九州大学・基幹教育院・准教授

「自閉症スペクトラム障害児における欺き行為の神経基盤」
欺き行為には、自己と他者の知識状態の違いを理解し、自己の行動が他者の心的状態や行動にどのような影響を与えるかを予測することが必要とされる。本研究課題では、欺き行為に困難さを有する自閉症スペクトラム障害児(ASD)を対象に、他者を欺く行為の神経基盤を解明することを目的とする。機能的磁気共鳴画像法による脳機能計測を行い、定型発達児との比較からASD児に特異的な神経ネットワークの解明を行う。
正水芳人

正水 芳人

東京大学・大学院医学系研究科 ・助教

「霊長類脳の2光子カルシウムイメージングにより解明する向社会行動の神経基盤」
向社会行動は、外的な報酬を求めずに、自分が労力を費やし、他者に利益を与える行動で、近年、小型霊長類のコモン・マーモセットも向社会行動をとることが明らかにされました。本研究では、向社会行動課題を行っているコモン・マーモセットの大脳新皮質での神経活動を、2光子励起顕微鏡と蛍光カルシウムセンサーを組み合わせた手法で明らかにすることによって、向社会行動の神経基盤の解明を目指します。

 

前期(平成26年度〜平成27年度)

A01「共感性の比較認知研究」

開 一夫

開 一夫

東京大学・大学院総合文化研究科・教授

「随伴性検出メカニズムを基盤とした共感性の発達」
本研究では、四肢による運動を前提としない情報デバイス(おしゃぶりセンサ)を構築し、脳活動計測によって共感性の発達起源を明らかにすることを目標に3ヶ月から12ヶ月頃までの乳児と養育者を対象とした発達認知科学的実験を行います。従来の乳児研究が一方向的に刺激を与えて被験児の反応を分析するのに対し、本研究の特徴は、母子双方の能動性に着目した相互随伴的なやり取りに焦点を当てている点です。これにより、自身の意思や意図を表出することが困難である乳児と養育者との随伴的相互作用経験を分析するための認知科学的基盤を構築します。
中尾 央

中尾 央

山口大学・国際総合科学部・助教

「共感性の実証研究に関する道徳哲学・倫理学・科学哲学的考察」
本研究では、共感性の進化的・神経的研究に関して以下二つの考察を行なう。(1)科学哲学の観点から、共感性の進化的・神経的研究において用いられている共感性概念の分析、あるいはその研究枠組みの批判的検討を行う。(2)共感性の進化的・神経的研究の知見を踏まえた上で、道徳哲学・倫理学における共感性に関する議論の見直しを行う。
山本真也

山本 真也

神戸大学・大学院国際文化学研究科・准教授

「向社会行動に果たす共感性の役割~チンパンジー・ボノボでの比較認知科学的検討~」
チンパンジーとボノボ、実験とフィールドワークという2×2の研究パラダイムを通してヒトの社会的知性の進化の謎に取り組んでいます。これまでの研究から、「要求に応じるチンパンジー、自発的に助けるヒト」という仮説を提唱し、協力社会の進化について考察してきました。このプロジェクトでは、共感性が協力行動のメカニズムとしてどのように働くのか、比較認知科学の視点から明らかにしたいと思っています。
幸田正典

幸田 正典

大阪市立大学・大学院理学研究科・教授

「魚類の共感能力と関連認知能力の解明およびそこから見える脊椎動物の共感性の系統発生」
潜水観察や水槽実験により社会性魚類の認知能力を研究しています。「思っている以上に魚はものがわかっている」、これが当研究室の研究信念です。社会性魚類では「霊長類並み」の高い認知(推移的推察・仲直り・顔認識・鏡像認知など)が知られ、共感性や意図的騙しはこれからの研究課題です。魚類・鳥類・ほ乳類の脳の相同性はかなり高いようであり、脊椎動物での共感性を含む社会的認知の起源にも注目しています。
横山ちひろ

横山 ちひろ

独)理化学研究所・ライフサイエンス技術基盤研究センター・研究員

「コモンマーモセットの示す向社会行動の遺伝―環境-脳内神経ネットワーク機能関連」
本研究班では、「共感性」が基礎にあるとされる向社会行動を示す非ヒト霊長類コモンマーモセットを用いて、向社会行動に係る分子機構と脳機能ネットワークを調査する。ヒトと共通の実験手法である陽電子断層撮影(PET)による脳機能イメージングと動物モデルとしてのみ適応可能な他の実験手法を組み合わせることにより、「共感性」の因果的説明を実現し、ヒトの脳機能イメージング成果に確実な生物学的根拠を与えたい。
山田真希子

山田 真希子

放射線医学総合研究所・分子イメージング研究センター・サブリーダー

「痛み共感の両価性と分子・神経基盤」
他者の痛み体験を観察すると痛みの疑似体験「共感」が生じる。共感によって誘発される同情や慈悲は、救済・援助などの向社会行動への動機づけとなるが、同時に不快感や危機察知などの負の誘発性も持っている。つまり、共感は接近と回避の両価性を持ち、その葛藤の結果、向社会行動の選択が行われている可能性がある。本研究は、数理モデルとfMRIとPETイメージングの融合解析法を応用することで、共感の両価性「接近と回避」が向社会行動選択に及ぼす影響とその脳内機構を明らかにする。

B01「共感性の進化モデル」

古藤日子

古藤 日子

東京大学・大学院薬学系研究科・助教

「個体間相互作用に依存したアリの社会性行動を制御する神経メカニズムの解明」
社会性昆虫であるアリは複雑な社会性構造を備えた集団で生活する。また、アリは周囲の社会環境に依存して多様な社会性行動を示すことが知られている。本研究は、オキシトシン・バソプレシンの昆虫ホモログであるイノトシンシグナルが複数種のアリにおいて高度に保存されていることに着目し、アリの生来持つ社会性行動の神経基盤を分子生物学的に解明し、社会性行動の進化・起源を明らかにすることを目標とする。
片平 健太郎

片平 健太郎

名古屋大学・環境学研究科・准教授

「計算論的モデリングと動物行動実験の融合研究による情動伝染の機能の解明」
情動伝染はヒト以外の動物にも起こる現象であり、共感の進化的起源の一つであると考えられています。しかしながら情動伝染がどのような機能を持つのか、また、伝染した情動は喚起された本来の情動と同等の機能をもつか否かは解明されていません。本研究班ではラットを対象とした行動実験と計算論的モデルを用いた行動解析により、情動伝染が行動に及ぼす影響とその機能の解明を試みます。
野村 真

野村 真

京都府立医大・医学系研究科・准教授

「実験進化発生学的解析による共感性回路の起源の探索」
高度な社会性の構築と維持に必須である共感性は様々な動物集団で独自に進化していますが、こうした行動の収斂進化を可能とした原始神経回路網とその改変過程は未だ明らかではありません。本班では、羊膜類(哺乳類、爬虫類、鳥類)神経回路網の分子比較発生学的解析(Experimental Evo-Devo解析)を展開することにより、共感性を産み出した神経基盤の起源と進化過程を明らかにすることを研究目標とします。

C01「共感性の分子・回路基盤の解明」

瀧 靖之

瀧 靖之

東北大学・加齢医学研究所・教授

「自閉症スペクトラム障害における共感性の脳内基盤」
我々の研究室では健常小児の横断および、縦断的な脳形態、脳血流、白質の統合性などの脳画像、生活習慣、認知機能、遺伝子のデータベースから、小児脳発達の包括的な知見を得ることを目的としている。これらのデータを元に、脳部位による成熟時期の違いや、生活習慣、共感性と脳形態の関連などを検討した。今後は、自閉スペクトラム症者を対象に、健常群との比較から脳形態、認知機能、生活習慣、遺伝子の関連について検討する。
岡沢秀彦

岡沢 秀彦

福井大学・高エネルギー医学研究センター・教授

「脳機能画像による共感性破綻の病態解明」
本研究班では、自閉症者など共感性が低下するとされる発達障害(ASD)患者を主な対象とし、共感性の神経分子基盤が定型発達者(TD)とどの様に異なるか明らかにするため、共感に関わる脳機能変化を画像で可視化する。ASDとTDの比較を行いながら、分子レベルの神経伝達や脳内ネットワークを詳細に検討し、分子病態を解明することで共感性の脳局在を探り、ASD等の臨床的診断法や治療法を開発する。
犬束 歩

犬束 歩

自治医科大学・医学部・助教

「光遺伝学・薬理遺伝学を用いた情動性社会行動の回路基盤解明」
視床下部で分泌される神経ペプチドは、動物の社会性に多様な影響を及ぼしている。近年、神経ペプチドの一つであるオレキシンの脳内濃度が、感情の伴う社会行動に連動して変化していることが判明した。本研究では、社会行動におけるオレキシン神経の活動記録と活動操作とを組み合わせることで、情動性社会行動の神経基盤を明らかにしたい。遺伝子発現の制御には自作のアデノ随伴ウイルスベクターを用いており、関連する班との連携を通して領域の発展に貢献したい。
中村和弘

中村 和弘

名古屋大学・大学院医学系研究科・教授

「オキシトシンニューロン光操作技術を用いた共感性と自律生理反応の中枢神経基盤の解明」
オキシトシンニューロン特異的に遺伝子を発現させる分子生物学的手法を動物個体レベルでの生理学的解析と組み合わせ、オキシトシンニューロンの活動を人為的に操作することで、自律神経調節におけるオキシトシンの役割を調べます。そして、この研究から、共感性や母性の発現とそれに付随する自律生理反応が生み出される神経回路メカニズムに迫ります。
松永昌宏

松永 昌宏

愛知医科大学・医学部・講師

「幸福感に関連する共感性の分子・神経基盤の解明」
人は周りにいる人々と良好な人間関係を築いている時によく幸せを感じます。周りの人々の幸せは自分に伝播し、自分の幸せとなるようです。本研究では、こうした他人の幸せを自分の幸せと感じる共感性をターゲットとし、その神経基盤をfMRIを用いて明らかにするとともに、唾液中生理活性物質の網羅的解析によりその分子基盤を明らかにすることを目指します。
佐藤暢哉

佐藤 暢哉

関西学院大学・文学部・教授

「他個体に対する援助行動の神経メカニズムの解明」
本研究課題は、齧歯類において向社会的行動を簡便に出現させることのできる実験パラダイムを開発し、それを用いて、共感性を動機として生じると考えられている向社会的行動の神経メカニズムについてニューロンレベルで検討することを目的とする。具体的には、嫌悪的な状況に置かれたケージメイト(同じケージで飼育される他個体)を助ける援助行動を対象とする。